ゴミとの闘い


写真を現像していた時の事。

Mont des Arts with Jacquemart Clock

うわあああああ、左上と中央に点が。これが噂に聞いてはいたイメージセンサ上のゴミですか。君たちは超音波振動機構で消されるはずでは。。。

そんな理想を語っていても仕方がないので、インターネットショップから輸入しようとクリーニングキットを探すもどこも輸出不可能扱い。アルコール入ってるからだ、うわあああああと思いつつ、諦めたら終わりなので次案、カタールで一眼レフを取り扱ってるちょっとコアなカメラ店に行けばクリーニングキット置いてるだろうということで、Google MAPで検索した店に行くことに。詳細を調べてみるとどうやらEOS-1D X Mark IIを取り扱っていたり、スタジオを併設しているらしい。これは期待。

 

  • カメラ屋へ
    実際に行くと、店主が出てきて、お話し開始。

私「フルサイズDSLRのセンサーにゴミついて除去したいからフルサイズセンサー用のイメージセンサークリーニングキット売ってくれない?」
店主「カメラ何?」
私「EOS-1D X Mark II」
店主「売れないなあ」
私「え???」
店主「扱ってるイメージセンサークリーニングキットの品質悪いし、低品質のキットで2000QAR超の1D X Mark IIのセンサーを掃除するなんて絶対にやめた方がいいぞ。Canonのエンジニアがいる店に電話しておくからCanon SCに行って。22時まであいてるはず。今すぐ行けば間に合うよ。」

そんなやりとりを交わした後に、時間ないなあと思いつつUberで車呼ぼうとしていた時にやり取りは続く。。。

店主「ところでアジア人珍しいな。国籍どこ?韓国でしょ?」
私「それが日本なんですよ。」
店「日本人は初めて見たよ。嬉しいな、見せたい物があるだけどいい?」
私「うん」
店「見て見て、すごいでしょこのSIGMAレンズ達。素晴らしいことに全部Made in JAPANだぞ? そのJAPANの人がここにいるのは驚きだ。いつでもこの辺のレンズつけに来ていいからいつでも来てね。それからそれから、私のおすすめレンズは。。。」

と、この後も続く長い話に付き合わされ、最後に握手を交わして終わり。その店はCanonのLレンズとSIGMAレンズくらいしか揃っていなかった事と、店主の「CanonのDSLRは素晴らしい、ここにあるモデルは全部Made in Japanだ」という発言から、ブランドよりもMade in Japanが重要なのかもしれません。なおNikonは見当たりませんでしたが、、、考えないことにしましょう。

 

  • Canon SCへ
    何も買わずして申し訳ないなと思いつつ、CanonのSCに向かいます。示された場所は前にレンズを買った場所なので、どうやら業務委託されてる模様。Nikonの服を着た自称Canonのエンジニアに事情を説明して、あっさりとボディ預かりに。費用はサービス基本料1,000QAR (約30,000円)の80%割引の200QAR (約6,000円)でやるとの事だったけど、正直日本と比較すると高い。

 

  • 1回目の受取 → 再修理へ
    翌日、Canonのエンジニアから連絡する旨、伝えられていたが、連絡がない。気になって電話すると誰も出ない。仕方がないのでタクシーでCanon SCを目指す。清掃は完了した旨伝えられたので、清掃後のエビデンスの提出をお願いすると、「ないです。」とのこと。その場で試写させてほしい旨申し出て、持ってきていたレンズを装着して試写後に確認すると、小規模な汚れは全部取れているものの重症な黒点が増えている。またここでやり取りが始まる。

私「ごめん、この写ってる黒い点達はなんですか?イメージセンサーのゴミだと思うんですけど。」
店「清掃は完了しました。それは壁の模様ですよ。」
私「なんで10枚場所変えて撮った全ての画像の全く同じ場所に黒い点があるんでしょうか?イメージセンサーのゴミ以外になんですか?」
店「あなたのレンズの汚れですよ。」
私「レンズでズームリング動かしても黒い点の位置変わりませんよ。イメージセンサー再確認して清掃してください。」
店「作業したエンジニアを呼びますのでその方と話してください。平日の10時-15時に来てください。」
私「ここには仕事で来てるので、その時間は無理です。ここにボディ置いて帰るので再作業して終わったら連絡ください」
店「わかりました。土曜日の16時に連絡します。」そんなやり取りをして終わり。繰り返される言い訳を聞くのは仕事だけでお腹いっぱい。

 

  • 2回目の受取 → 清掃不可の知らせ
    土曜日の16時30分を迎えたものの相変わらず電話はない。電話かけても誰も出ないのは前と変わらず。仕方がないのでタクシーでCanon SCを目指す。到着後、清掃は完了した旨伝えられたので、すぐに試写をする。増えている黒点。

    私「ごめん、黒い点増えてない?イメージセンサーのゴミだよね?」
    店「清掃は完了しました。担当エンジニア呼びます。」
    エ「これは取れない特殊な汚れなんだよ。ここでは対応できないよ。」
    私「わかりました。ではその旨を書類に記載してください。」
    エ「出来ることはすべてやった。書類は発行できない。この修理完了受取書にサインして費用払ってください。」

    証拠書類を残すことを頑なに拒まれる始末に心から涙。再修理を頼んでも埒が明かないので、修理完了受取書にサインして、絶対に払いたくないなと思いつつ費用200QARを払う。

 

  • 保険求償へ
    「200QAR損した」という気持ちと「Canonはだめだ、Nikonに乗り換えよう」という気持ちが錯綜していて、調べてるとNikonも同じ場所に委託してて終わったという気持ちになりました。そんな中で思い出したのがクレジットカード付帯の携行品損害保険。とはいえ、補償例を見ると落として壊したとか水没させたとかばかりで、物品の写真を提出したらすぐわかるものばかり。イメージセンサーのゴミは自己負担やろうなあと思いつつ、日本の保険会社の窓口に電話してやりとり。

    私「海外旅行しているときに一眼レフカメラで撮影した画像にイメージセンサーのゴミが原因の点が写ってしまっており、清掃をメーカー窓口に依頼したのですが、補償されますでしょうか」
    窓「カメラの動作に支障がある状態と言えるので補償されます。」
    私「今回カタールのメーカー窓口に清掃(修理)を依頼しましたが、解決できない旨伝えられましたが、証拠書類は発光拒否されてしまい、ありません。本件、費用が発生しておりますが、領収書があるのみで明細を記載した紙も同じく発行を拒否され、詳細が記載された書類も存在しません。帰国後に日本で再修理に出そうと考えておりますがこの場合、当然どちらも自己負担ですよね?帰国は6か月後位になります。」
    窓「どちらも補償されますので帰国後に申請してください。今回のやり取りは保存しておきます。」

これが神というやつなのかなという思いと同時に、持っていてよかった年会費が高いクレジットカード。

 

  • 最後に
    びっくりしましたが、SIGMAのCEOに一部関連ツイートをRTされていました。世界は広い。なお、Twitterでは一部字数制限のため変えてあります。

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